「え〜。佐鳴くんが言うと、何か冗談に聞こえないんだけど」


と、女子。


「うるせー。緑スカーフのくせにー」


と、暴言を吐く佐鳴。


すると、ある女子は顔を赤くして、


「ひどーい。差別よ、差別」


そう言って、佐鳴の背中をポカポカと拳で叩いた。