優等生はチャラ男に恋をした




「ふぁ~ねむ…やっぱり朝は弱いな~」

そういう独り言を言う私に

梓が私のとこにきた

「あ!梓おはよー」
「……おはよう…」

いつもハイテンションな梓が

今日は珍しくテンションが低い

「どうしたの?梓…元気ないけど」

私が言うと梓は顔をあげる

「…陽菜…あんた女子になんか…されてない?」

…梓が変な質問をしてくる

「え…?してないげと…どうして?」

私が問いかけると

梓は私の腕を掴んで走りだした

「え!…梓とこ行くの!?」

「屋上」


ガラ…

うわ…屋上なんて初めてきたよ

景色がキレイ

そんなのんきなことを考えると梓が

真剣な顔で私をみる