わざとだ。 未咲は私がここに居るわかってるから。 「ん…ぁぁん…んぁ…んーぁん…」 塞がれたであろう口。 だが、未咲の喘き声が 聞きたくないのに 耳をふさいでも聞こえる。 「んぁー、イく…ぁぁああぁ」 その声と共に部屋に駆けこむ。 布団に潜り込み、声を押し殺して泣く。 わかってるのに…。 ごめんね…別れたが麻紀翔は楽になれる? 麻紀翔の為なら別れるよ?