うぉー。 ガーゼしてて良かったかもしんねー。 汁でガーゼは黄色く変色していた。 黙って包帯を巻いてカーディガンを下ろし 麻紀翔の前を立ち去る。 硬直している誰かさんをほたって歩く。 あーぁ、ガーゼ張り替えなきゃなぁ。 まず、保健室行くか。 後ろでは 「麻紀翔ぉ~?」 「あ、あぁ。」 なんて声が聞こえた。