私じゃ、ダメですか?




「そうだよ。よろしく!の握手なんだけど嫌だったかな?」


少し困った表情をする先輩。

嫌だなんて!
そんなこと絶対に思わないよ!

逆に光栄すぎて手が震えるっ



大丈夫かな。手汗とかかいてないよね。

あーもうちゃんと綺麗に手、洗っとけばよかった!



『勇輝先輩、よろしくお願いします』



私は緊張しながらも勇輝先輩と握手を交わした。


先輩の手は私の手より一回り大きく、
結構ゴツゴツしていて男らしかった。


包み込まれるような握手は
なんだか私の心を幸せにしてくれた。


この手を独り占めできる彼女さんが正直、羨ましい…。