少し離れている距離にいるから ハッキリとは見えないけど… 険しそうな顔をしてこちらを見ている。 すると、 男は昇降口の中に入ってきた。 電気たちが男の顔、からだ、水滴ひとつひとつを照らす。 筋の通った鼻、日に焼けて少し黒い肌にムキムキな筋肉。 それと対照的に女の子みたいな大きな目。 ライトが水滴に反射してキラキラと輝く男は険しい顔から一瞬で笑顔になった。 トクンットクンッ 今まで感じたことのないこの感触。 「君、一年生?」