9月も終わりに近づいてきたある日、愛犬のダックスフンド、マリーの散歩に出ていたときだった


「マリー、そんなに走らないでよ……きゃっ!?」


「うぉっ!?」


誰かにぶつかって転んでしまった


「すっ、すみませんっ!……って、あれ?工藤先生と……杉野先生?」


「いえ、大丈夫です……って、咲良?」