ーーピピピピピ

どこかから、音がする。
その音が止まったかと思うと、水無月さんが起き上がった。
さっきまで、寝てたのが嘘みたい。


「8時だ。学校行くぞ」


「はーい」


「え、まだ、食器洗ってねーよ」


水無月さんの言葉に、頷く結城と、
納得してない桜。


「あ、私、やっとくよ。
学校、いってらっしゃい!」


「悪い。頼むな?」


桜が本当に申し訳なさそう…
いいんだよ、と微笑む。