残りの1人は、机に突っ伏して寝ている。


「ねぇ、この状況…何?」


「ハァ、結城と美香が喧嘩してて」


「蛍が突っ伏して寝ている」


「まさに、地獄へのスイッチ」


私の問いに答える3人。
ん?地獄へのスイッチ?


その言葉に当てはまりそうな椿をそっと伺うと…

椿の後ろに、鬼がいた。


「椿、怒らないで?
ね?私があの2人止めてくるからぁ〜」


そう言うと、怒りが静まった椿。