「「え、ミントがあの伝説を受け継いでる?…まぢかよ」」


あ、2人とも、やっぱり知ってるんだね〜。


ーーカタン


入り口の方から物音がした。
バッと音がする様な速さで椿と桜が振り向く。
そこにいたのは、久保さんだった。


「あちゃ〜、もしかして、聞いてました?」


「…………コクン」


私の言葉に頷く久保さん。
手には包帯を持っていた。


「…何故、包帯を?」


椿が尋ねる。
すると、


「一昨日、ミントが左手にしてたから…」


と答える久保さん。