「………ミント
……抱えていること、話した方がいい」


今まで、自己紹介しか話さなかった、玖保さんの言葉が突き刺さった。

あの話をするってことは、アレを思い出さないといけなくなる。

私が不安定になりやすくなる…


すると、ギュッと抱きしめられ、温もりを感じた。


「大丈夫、
僕たちが全部受け入れたげるから。
安心して?
ゆっくりでいいから、教えてよ。
ミントが怯えてる過去も」


紅月さんが私が過去に怯えてることに気づいていることに驚いた。

でも、

紅月さんの言葉に少なからず安心した。

私は決心した。