ーーガチャ 美香がドアを開け、部屋を出る。 すると、ソファや机などが並べられている部屋に出た。 ソファに座っていた5人が一斉にこっちに振り向く。 私は怖くなって、美香の服の裾を握った。 美香は振り返って、私の頭をポンポンと撫で、ニコッと微笑んだ。 「あ、起きたんだ♬」 可愛い男の子が言う。 「よく眠れましたか?」 「もう、大丈夫なのか?」 顔のよく似た2人が聞いてくる。 どう答えたらいいか分からず、こくんと頷いた。