13歳のあの日から何年経ったろう? 僕は今何歳なんだろう? それさえわからなかった。 あー、完全に僕は壊れた。 わかってるのはそれだけ。 そんなとき、要人からここから抜け出すよ、と言われた。 僕は嫌だと言った。 確かに父親の虐待は苦痛だ。 でもここから出たら僕はきっと誰かに殺される。 そんな妄想が頭を渦巻いていた。