遠くで要人が誰かに電話をかけている。




「もしもし.....俺、東野 要人です。覚えてますか?.................そうです。......元気か?あなたがよくそんな質問投げかけられますね?........姉はあんたのせいで壊れたんだ!!父親に虐待されて薬物に入り浸って.......................今、父親のとこから逃げる先を探してるんです。もちろん協力していただけますね?...........わかりました、こちらはこちらで用意しておきます。」










誰にかけているんだろう?


僕にはそんなことしか考えられなかった。










「姉さん、これ新しい麻薬、自分で打ってくれる?」



「くれるの!?ありがとうッ」






僕は要人が差し出した注射を腕に指した。







僕に突如襲ってくる眠気。





僕はそのまま意識をなくした。