バシッ 瑠奈は、急に腕を掴まれた。 瑠奈「誰」 もちろん、どす黒い声で言う。 武「俺だ。わかるだろ。」 瑠奈はチッと舌うちをした。 瑠奈「何か用ですか?」 武「あぁ、そうだ。俺はお前に用がある。だから来た。それだけだ」 瑠奈「で、さっさと要件を済ませて頂戴。忙しいの」 武「わかった。じゃあ、直球に聞くが、お前は俺の妹だな?」 瑠奈「それって、私が答えてなんか得あるの?」 武「特にはない」 瑠奈「それじゃあ、今の答えはノーコメで」 武「それでは、行かせない。どちらか答えて貰うまでは」