胸に手を当てた。


この上ないぐらい俺の心は躍っている。


何となくだけど、俺はこんな経験初めてなんだと思う。
ひょっとしたら、今までの恋もこんな感じだったのかもしれない。
けど、そんなの今はどうだっていい。


たとえ思いを伝えたとき振られたとしよう。
伝えられただけで俺は十分満足するだろう。

たとえ思いが通じ合っても一緒にいる時間が短かったとしよう。
こんな俺と一緒にいてくれたんだ、その時間を俺の宝物にするだろう。



早く伝えたい。
メールが待ちきれない。
早く来い。
早く・・・早く・・・




早く・・・




ヴヴヴヴヴ・・・





ケータイが鳴ってる。

着信は・・・まあこだ!



もっとよくこの子のことを知りたい、とか思っていた俺は、次から次へと浮かんでくる質問を思い出して一人でにやけていた。





そのうちの何個かは質問した。
返事はすべて、かわいらしい答えだった。
女の子らしいと言うか、年下っぽいと言うか。






でも、突然のまあこからのあるメールに俺は、目を疑った。