やっとあの息苦しい学校から解放されたぜぇーーー!!!!いぇーー!!!!

あ、そうだ早く家に帰ってピーマンさん食べないと宇宙人に先越されてしまうじゃないかっ、

「ぐほっ」


「なんだ?もう宇宙人が来たのか??」

「おい、全部聞こえてるぞ。」
ハスキーな声に惹かれて顔をあげた。



「な、なにこのイケメン。私より綺麗だ…。」

うそだろ、こんな綺麗な奴みたことない。無表情なのに綺麗って、罪でしょ??

こんな人はじめてみた。
てことは…

「侵略者なのかっ??私のピーマンさんを食べるなぁぁぁぁっ!!!!うおりゃぁぁぁ」

ーーボキ

鈍い音がした。
これで当分この世界にはこないだろう。
はは、決まったな私の頭突き。


「あばよ」


さて、ピーマンさんが待つ家に帰ろう
平和になったことだし。




でもそこで気づいてしまった。

あいつは、
あの綺麗なやつは
侵略者は…


「鳳凰のやつだ…」

私はこの日不良校のやつに頭突きをしてしまったのだ、


良くも悪くもそれがすべての始まりだった。