意地悪な笑みを浮かべながら、さっさと部屋をでていった。




彼。自称、拓海(たくみ)



そして私、桜木海(さくらぎうみ)



今、私は拓海に監禁されている。



なぜ、見ず知らずの男に監禁されているのか。



それは、話をさかのぼること2、3日前―――。