「…海?」 彼が心配そうに顔を除きこんでくる。 「み、みないで…」 「……っ」 彼の気配はするのに、何も話さない。 話さないと話さないでなんか…困る。 恐る恐る顔を上げると。 ……え? 私に負けないくらい…真っ赤な顔をした彼がいた。