君はさ、本当に飽きないよね

僕のことも…
その機械ーオモチャーも…

…………………………………………

「ライムー!」

…「レオ…」
彼はレオ。No.05
この子は私のお気に入り。

「ライム!ご主人様がね、今日学校に来るって!」

「連絡ありがとう。」

「ライム姉さん!」

この子はレイナ。No.02
この子もお気に入り

「聞いてくださいよ!ご主人様がね、また新作作って世話しておけって言うんですよ!もぉ、うんざりです!あんなご主人」

「レイナ、あまりおこらないであげて?
夏も悪気がある訳じゃないの。」

「ライム姉さんが言うなら…」

レオがレイナの頭を撫でている
彼らは見た目はさほど私達と変わらない(無駄に格好いいが…)
ただ、機械なんだ。

「ライムちゃーん!」

「…夏…」

作ったのはこいつ。
名前は夏。

「ライムちゃん、新作できたよ!」

こ…これは…
好きなキャラの等身大ロボット…!

「夏大好き!!」

ギュッと夏…ではなくロボットに抱きつく。

「ライムちゃん、寂しいのです…」

クスクスと僕とレオとレイナの笑い声が響いた…

こうして、私たちはカップルといえないような付き合いをしている。

勿論お互いがお互いを好きだけど…
素直すぎる君と
素直じゃない僕は…
見た目ではちぐはぐかもねっ☆