「理恵ー。私もうだめだわ」

「初日にいきなりなによー」

初日の、学校帰りとぼとぼ歩く私に
理恵は笑いながら言った

「私はね恋愛するためだけに高校入ったのに
クラスにいるのは、地味な男子だけ。
こんなのひどーい」

「え、男子いるだけいいじゃない。私のクラスいないわよ?」

「それ最悪」

「でもさ、学校の男の子だけが恋愛対象じゃなくない?
バスであったり、電車とか紹介とか出会いはいろいろじゃないかな」

「そうか!」

それだ!!
それだあーーーー!

まだ、私の青春終わってないはず!