その次の日、お母さんと顔を合わせづらくてずっとベッドで寝ていた。


もうあまりに休み過ぎて毎日学校にも休みの連絡をいれなくなった。


そして夜になり、お父さんが帰ってきた。


私は余計にリビングに行きづらくなり、
部屋から出られなかった。




そんなとき、リビングからお父さんとお母さんと五つ下の弟が三人で笑う声が聞こえた…


その声は本当に楽しそうで、この家にもとから私はいないかのように思えた。



家の窓からたまに見える友達と家の前で話す桜の姿…


もう私のことなんて忘れちゃったかな…


小学生の頃はずっと一緒にいたのにね…




もう前のように家族で笑うことができない現実…


どんなときも支えてくれた家族なのに。


こんな短期間でこんなにも大切なものを一気になくしてしまうものなんだね。


もう、学校に行きたいという気も失せてしまった。









…何度も…自殺も考えた…



でもやっぱり怖くて…いつも包丁を持つだけ…


余計に自分を苦しめているだけだった。