次の日…


重い体を引きずるようにして学校に向かう。


学校が苦になることはなかった。


両親と少しだけでも離れてられるから…


1年3組の教室に入り黒板に張られている席に座る。


何人か登校してきていたが、教室はシーンとしていた。


私も誰かと話そうとせず、ケータイを触っていた。


ガラガラー


ガタンっ


どれくらいの時間がたっただろう。


いつのまにか教室にはほとんどのクラスメイトが集まっていた。


「横よろしくな!
俺、小野 光。光って呼んで?」


「あ、うん。
加納凜です、よろしく」


隣の席の子も来ていたらしく、息なり自己紹介される。


光か……