Side 凜


高校に入学して1週間たった頃


光とは相変わらずの感じで、毎日のように話している。


軽いやつだと思っていたけど、以外にも真面目で少し見直した。


「今日の日直、加納と小野だからな」


朝、担任から渡された日誌に今書けるところだけ書き込んでいると。



「光おはよ!」

「おー、はよっ」


光が登校してきた。


「凜、おはよ」


「うん、おはよ」


「それなに?」


「日誌、今日私と光が日直だから」


「了解!」


なんでもない会話をしてから、書き終えた日誌を片つける。



1週間たっても愛想のない私に、よく光は話しかけてくれるよなー


なんて思いながら。