不意に君に逢いたくなる夜
メールや電話だって
できるはずなのに

「迷惑かもしれない」
「忙しいかもしれない」
臆病な自分が
あと一つのボタン
押せないでいる...


―会いたい―


液晶に映し出された
4文字の言葉は
君に届くこともなく
むなしく残る


―削除しました―


の文字...
止まることのない
この涙も
尽きることのない
君への想いも

どうしようもなく
暗闇のなか
途方に暮れている