「あれ…?」

キョトンとする豊田。

まるで鶏皮だ。

周りはパリパリとしていて、弾力のある肉を噛みしめるとジューシーな肉汁が溢れ出す。

決して不味くない。

いや、寧ろ美味い。

「美味しい!」

「蛙や野鳥も悪くない。言っただろう。本当に飢えている時は蛇だってご馳走なんだ」

僅かに微笑む谷口。