「全弾ぶち込んだらぁあぁぁあっ!」

小暮がM4カービンをフルオートで乱射する!

次々と生体兵器の頭部に命中する5.56ミリ弾。

だがビクともしない。

止まる事なく接近してきて、成人男子の太股ほどの太さもある左腕での拳打!

「うおっ!」

俊敏にしゃがんで回避したものの、小暮の被っていた迷彩色のキャップに鉤爪が掠めて千切れ飛んだ。

「小暮三等陸曹!」

三浦がM203グレネードランチャーを撃って援護する。

生体兵器の側頭部に直撃し、爆ぜる40ミリグレネード弾!

肉片と鮮血が、周囲に飛散した。