スイッチを押す事で、足元の地下格納庫の隔壁がゆっくりと開く。

そして、そこからせり上がってくるコンテナ。

…コンテナは揺れていた。

3トン近い重量があるであろう鋼鉄製のコンテナを揺らすとは、一体中には何が入っているのか。

「まさか…」

谷口の表情が険しくなる。

「お前を入手するのに、高い金と手間をかけたんだ。こういう時こそしっかり役に立てよ、『化け物』!」

狂気に満ちた笑みと共に、オリヴィエラがコンテナを開く!