言葉を失う分隊の仲間達。

その時だった。

「!?」

ヘリに気を取られて油断していたのか。

木陰から、茂みから、鬱蒼としたジャングルの奥から。

AKやM16を構えた迷彩服姿のディアボ達が、次々と姿を現す!

「しまった!」

「いつの間にこんなに接近してたのっ?」

谷口と豊田が声を上げる。

ここまで接近されていては、銃撃戦になったら圧倒的に不利。

数の差であっという間に蜂の巣にされてしまう。