それにしても、伏撃に遭うとは…。

既に敵はこちらの進軍ルートを先読みしていると考えた方がいいかもしれない。

読まれていないとしても、警戒範囲を広げているのかもしれない。

ここから先はゲリラの襲撃を受ける回数が増えるだろう。

小川分隊のみの潜入任務だ。

補給もないし援護もない。

弾薬にも限りがあるし、飽和攻撃(攻撃側が攻撃を仕掛ける際に、攻撃目標のもつ防御の為の処理能力の限界を超えた時間当たりの量で攻撃する事)で来られれば、たった六人の小川分隊では対処し切れないかも知れない。

ますます隠密行動の重要性が高まってくる。