「ボートを降りる間際にブービートラップを仕掛けておいた…ま、置き土産って奴だな」

してやったりという表情の小暮。

何処までも抜け目ない男だ。

「さぁ、この隙に俺達は先に進むぞ。併列縦隊だ」

小川の指示でフォーメーションを組み、分隊は再びジャングルの奥地へと分け入って行った。