そんな折。

「おーい、狙撃手のお嬢さん」

支援活動の最中だった麗華、豊田、三浦、谷口のもとに、小暮がやってきた。

手には何やら長尺の荷物。

首都奪還作戦、地下鉄構内潜入の際にも、こんな光景見た事あるような…。

「お前さんに荷物届いてるぜ」

そう言って長尺の荷を麗華に渡す小暮。

「え?私ですか?」

受け取る麗華。

…重い。

が、馴染みのある重さだ。

狙撃手である麗華は、すぐにピンと来た。

「狙撃銃…?」

荷物の差出人は、『戦術陸上自衛隊兵器設計局』となっていた。