ジャンジャウィードは、ARMOUR社から提供されたディアボを全てこの攻撃に投入しているのか。

物凄い数のディアボが攻め込んでくる。

対する戦術自衛隊のテロ対策部隊も、部隊内の精鋭を選りすぐった隊員達だ。

宿営地内に侵入される事なく、全て水際で食い止める。

「装填!」

弾切れになり、弾倉をリロードする三浦。

その隙に馬を駆ってディアボが接近してくるが。

「!」

一発の銃声。

後方から対人狙撃銃を構えた麗華が、一撃でディアボを撃ち抜いて三浦の危機を救った。

『私にだってこのくらい出来るのよ?』

そう言いたげに、麗華はウインクしながら排莢した。