厄介だったBMP-2を小川が撃破した事で、戦術自衛隊の士気が高まる。

残るは馬やラクダに騎乗している歩兵相当のディアボ達だけだ。

「一気に処理するぞ!」

弾薬の尽きた無反動砲を投げ捨て、小川が89式小銃に持ち替える。

「このっ!三浦テメェ!無鉄砲しやがって!」

駆け寄ってきて三浦の88式鉄帽を小突く小暮。

「だがいい度胸だ!仲間に迷惑かけねぇ程度にガンガンやれ!」

「……!」

一時は三浦を殴り飛ばした小暮が、誉めてくれた。

「了解です!」

意気高揚させてM4カービンを構える三浦。

これが『仲間』というものか…!