BMP-2の装甲を叩く小川分隊の射撃。

当然5.56ミリ弾など、BMP-2には全く通用しない。

30ミリ2A42機関砲の砲塔が、三浦に向けられる。

「逃げろ三浦!」

小暮がM203グレネードランチャーを発射して牽制する!

爆発の炎と煙で攻撃し損ねるBMP-2。

その隙に、更にBMP-2に接近した三浦が、近距離からM203グレネードランチャーの直撃を食らわせる!

破壊とは言わないまでも、その衝撃に足を止められるBMP-2。

チャンスだった。

「分隊長!」

三浦が叫ぶと同時だった。

地面に片膝をついて84ミリ無反動砲を構えていた小川が、その引き金を引く!