停車した軽装甲機動車に追いつき。

「三浦 和平三等陸曹、同行許可を願います」

敬礼して見せる三浦。

「弾薬は持っているな?」

「はいっ」

小川の言葉に三浦は強く頷く。

「よし、乗れ」

軽く顎をしゃくる小川。

5人乗りで既に満員の軽装甲機動車にぎゅうぎゅう詰めになりながらも乗り込む三浦に、誰も嫌な顔はしなかった。