最後まで仲間は信じたい。

疑いたくない。

その結果、もし本当に谷口が某国の工作員の類であり、あのカマドウマが谷口の持ち込んだ生物兵器であったというのならば…。

「その時は…自分が責任もって谷口のケジメをつけます」

小川は重苦しい口調で呟いた。