ダルフールの二つの反政府組織、正義と平等運動 (JEM)とスーダン解放運動 (SLM/A)がスーダン政権のアラブ系による非アラブ系への抑圧と資源分配や行政上のダルフールの無視を非難して反乱を起こした。

それに対しスーダン政府は空爆などでアラブ系民兵ジャンジャウィードの非アラブ系への襲撃を支援した。

ジャンジャウィードは非アラブ系への大量虐殺、略奪、組織的強姦などの重大な人権侵害で訴えられている。

彼らは多くの村を丸ごと焼き払い、チャドや国内の難民キャンプへ逃れる住民を追い立てて襲うなどしている。

国内難民キャンプの多くはジャンジャウィードに取り囲まれている。

いわゆる『ダルフール紛争』がこれに当たる。

ジャンジャウィードというのは、スーダン西部ダルフール地方のアラブ人の主にバッガーラ族からなる民兵組織。

ジャンジャウィードとは、『馬に乗る武装した男』という意味の現地語である。

名の通り、馬やラクダに騎乗し、小部隊で機動的な活動を行う。