海・空には、他国側の増援部隊の艦艇や航空機が展開してくるのを海・空戦力で封じ、先に投入された艦艇や上陸部隊を孤立させられると主張する声が多かった。

『離島を奪還する為に陸の部隊が上陸するような作戦は想定する必要がない』と言い放つ幹部もいたという。

某国の弾道ミサイル攻撃への対応にも戦術陸上自衛隊は納得していない。

某国がミサイルを日本に着弾させるようなケースでは、同時に原子力発電所のようなインフラ施設にテロ攻撃を仕掛けてくる『複合事態』も想定される。

だが、有事シナリオはミサイル対処に限定された。