北アフリカに位置するスーダン共和国。

ダルフール地方の反政府勢力の反乱を契機に、スーダン政府軍とスーダン政府に支援されたアラブ系の『ジャンジャウィード』と呼ばれる民兵の反撃が、地域の非アラブ系住民の大規模な虐殺や村落の破壊に発展した『ダルフール紛争』が、現在も続いている。

この紛争で2003年2月の衝突以降、正確な数字は不明であるが凡そ40万人程度が既に殺害され、1956年の独立以来、1972年から1983年の11年間を除く期間に200万人の死者、400万人の家を追われた者、60万人の難民が発生しているとされる。

そんな中で最近、この紛争で殺戮と破壊を率先して行い、事態を更に悪化させる要因となっている者達がいるという。

恐れ知らずで好戦的、必要以上に残虐性を剥き出しにした武装集団。

彼らもまた、その瞳は血のように赤いという…。