翌日。

小川に戦術自衛隊のHQ(司令部)から連絡が入った。

昨夜のカマドウマとの交戦に関する小川の報告についての事だ。

89式小銃の許可なき発砲に関しては不問にするとの事。

発砲しなければ生命の危険に瀕していたという事もあり、お咎めなしという事だ。

それに関してはほっと胸を撫で下ろす小川。

しかしその後の司令部の発言に、彼は耳を疑う。