爆発した手榴弾は一発だけではない。

連鎖反応で、仕掛けられた13個の手榴弾が次々と時間差で爆発していく!

爆風と飛び散る破片で死傷していくディアボ達。

至近距離での爆発の威力は凄まじく、敵どころか地下鉄構内のコンクリートの壁までもが崩落する!

「走れ!急げ!」

爆発に巻き込まれないよう、必死に走って距離を置く小川達。

爆発が収まる頃には、構内は完全にコンクリートの瓦礫で埋まり、ディアボ達は生き埋めにされていた。

構内が埋まった事で、後続のディアボ達も追いかけて来れないだろう。

「上手くいったじゃねぇか」

思わず笑みを浮かべる小暮。

「よし…後は増援部隊に任せて、俺達は地上へ…」

谷口が言いかけた時だった。