ディアボの群れと生体兵器が乱戦を繰り広げる地下鉄構内。

小川分隊はその隙に彼らからの逃亡を図る。

「まさかあの怪物に助けられる事になるとはな…」

何とか安全圏に移動し、ようやく立ち止まった谷口が息を荒げる。

「米軍があの怪物を作ったっていうのも本当かもね…ディアボ達と仲間同士って感じじゃなかったし」

豊田も呼吸を整えながら言う。

生体兵器とディアボが争い、矛先が小川分隊から逸れたお陰で、彼らは危機を脱する事が出来たのだ。

その点においては感謝しなければならない。