極度の緊張からか。

小川の頬を伝った汗が、足元に落ちた瞬間!

「コロセッッッッッ!」

群れを統率するディアボのリーダーが叫んだ!

同時に発砲してくるディアボの群れ!

「走れ!」

小川分隊は即座に背を向けて地下鉄構内を走りつつ、時折振り向いては銃を撃って応戦する。

まともに撃ち合っては数の差で敗北は必至。

まずはこちらの有利な地形へと移動しなければならない。