「やるじゃねぇかお嬢さん!」

「すごいわ麗華!」

小暮と豊田が麗華に駆け寄る。

坑道掘削装置が完全に動かなくなったのを確認して。

「よし、先に進むぞ…お手柄だったな、麗華」

滅多に部下を誉めない小川が、僅かに笑みを浮かべた。