戦闘後に残る夥しい体液、悪臭、そして顔を顰めるような無数の死骸…。

「一体何なんだ、こいつは…」

小川は千切れ飛んだカマドウマの後脚を摘まみ上げながら呟く。

正体を突き止める必要がある。

彼は謎の生命体の肉片の一部を採取、持ち帰って戦術自衛隊の研究施設へと送り、調査を依頼する事にした。