あたしは必死に慶介の考えを読み取ろうとしていた。 その時――― ガラガラ・・・ !!?? 誰か来た!? あたしと慶介は『まさか』と顔を見合わせた。 そして急いで、でも音を出さないように岩の影へ隠れた。 息を潜めて周りの様子を伺う。 「・・・・・・・・でしょ」 「・・・・・・」 聞こえた。 2人。 確かに2人いる。 あたしは慶介の顔を見上げた。 慶介は眉間に皺を寄せて、聞き耳を立てていた。 あたしはこっそり向こう側を覗いてみた。 んー・・・ ダメ・・・・ 湯気でまったく見えない。