時計に目をやると、時刻は12時をまわっていた。 どうやらあたしは1時間くらい眠ってしまっていたらしい。 横で寝息をスウスウたてている弟を見ていると、なんだかこのまま寝る気にもなれなかった。 たしか、この旅館の温泉は24時間だったな…… あたしはタオルとポーチを鞄から取り出すと弟を起こさないように静かに部屋を出た。