甘くてとろけるような時間を慶介にもらったあたしは、コートに身を包んで教会の前にいた。
もちろん、その隣には慶介もいて・・・
目の前には、花嫁姿の絵梨ちゃん。
そして、白いタキシード姿の瑛太。
まだ絵梨ちゃんは怒っているようで少し、真っ赤に熟れた唇を尖らしている。
あ、そうそう。
絵梨ちゃんご立腹の理由なんだけどね?
結婚式の朝―――
『・・・もう俺・・・我慢の限界なんすけど』
そう言って、瑛太はまだパジャマ姿の絵梨ちゃんに迫った。
『・・・まだ無理!結婚してからでいいって言ったじゃない』
恥ずかしそうに顔を赤らめて顔を背ける絵梨ちゃん。
でも、そのいじらしい姿が逆に瑛太の男の本能に火を付けた。
『・・・やっぱダメだ』
『え?・・・ちょ・・・ちょっと・・・』
思わず絵梨ちゃんを押し倒した瑛太。
絵梨ちゃんもまんざらじゃないようで潤んだ瞳で瑛太を見つめ返した。
『絵梨・・・』
瑛太の甘いキスは続く・・・・・
次第に熱っぽさを増す二人の吐息。
そして、瑛太の手が絵梨ちゃんの胸の膨らみに触れた。
ようやく触れる事が出きた大好きな子の体に、瑛太の理性は崩れた。
『・・・やべ。とまんねぇかも』
『え?』
―――――・・・・
―――・・・
あたしは瑛太の痛々しく腫れ上がった頬を見た。
早まったね・・・瑛太。
聞いた時は、しょーもない理由に言葉がでなかったよ。
・・・でも、チャンスはこれからいっぱいあるじゃん!
あたしはそう心の中で瑛太にエールを送ると慶介を見上げた。



