慶介は慣れた運転で、車をマンションの駐車場に停めた。 「今日は、俺のうちに寄ってって」 え・・・・ えええええ??? 「で、でも!!」 家って・・・家って、いきなりですか!? 「一緒に住むとなったら、このマンションに住む予定なんだ。 ついでに覗いてって」 慶介は、有無を問わず車のエンジンを止め、『早く』と言うふうに顎をクイッと動かした。